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香りの科学 第5回目

  • 執筆者の写真: ohata motoko
    ohata motoko
  • 2018年5月14日
  • 読了時間: 1分

今日は、異性体での匂いの違いを体験してもらいました。


まずは、光学活性のあるリモネンです。

・d-リモネン・・・精油に含まれるリモネンのほとんどがこのd体のリモネンになります。柑橘様、ややオイリーな柑橘の香調。

・l-リモネン・・・Mentha属の植物中精油にはこのl体のリモネンが存在します。ハーバルな柑橘様、オイリーな香調、それほど匂いは強くありません。

つづいて、幾何異性体で匂いの異なるものです。

・ゲラニオール・・・バラやゼラニウムなど、様々な精油中に含まれる成分です。色々なフローラル系の調香に用いられる香料となります。スッキリとしたローズ香、酸っぱい柑橘様。フローラル。

・ネロール・・・ゲラニオールと同じく、様々な精油に含まれます。ゲラニオールの幾何異性体(Cis型)です。ゲラニオールよりも弱いローズ香、少々マリンな印象のある香調。

それぞれの化学構造式を書いてみました。



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