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教育のこと

令和7度 担当する主な授業
においの科学
食品開発学科3年次・前期・選択(60名限定)(2単位)
【講義の概要】
私たちの生活に「におい(香り)」は欠かせないものである。食べ物や飲み物のにおい、ハウスホールド製品のにおいや化粧品類のにおい、森林などの場所や空間のにおい、そして体臭など、においのするものは挙げたらきりがないほどです。しかし、「におい(香り)」とは目に見えないため、その正体を理解せず生活していることも多いでしょう。この講義では、「におい」とは何か?を科学的に理解し、最近の研究報告なども交えて幅広く考究します。また、調香体験を通して香料の特性を学び、食品における香料の利用や重要性について深く学習します。
おいしさの科学
食品開発学科2年次・前期・選択(2単位)
【講義の概要】
「おいしさ」は飲食物を摂取するときに引き起こされる快い感覚であり、五感の全てが関わっています。本講義では主に食べ物のおいしさに関連する感覚として、味覚受容、嗅覚受容、三叉神経などの受容の仕組みを解説します。また、末梢での感覚受容が中枢でどのように処理されているのかについても解説します。食欲やおいしさと関連するホルモンについても解説します。また、食品開発における官能評価の重要性を理解するために、おいしさを計量化する方法や考え方を解説します。
調理科学
食品開発学科2年次・前期・選択(2単位)
【講義の概要】
調理現象を科学的に学ぶためには、調理操作、食品成分の化学的特性、組織学的特性、物性、ケモメトリックス、計量心理学、食文化、サイコレオロジーなどの体系的な知識や研究が必要であり、非常に複雑です。本講義では、より身近に、より興味深く、普段の調理との関連性を感じながら理解を深めることを目指し、具体的な料理名を用いてその料理に隠れている科学について学習します。調理のコツや経験則の科学的根拠についても学びます。
食と脳科学
食品開発学科2年次・後期・選択(2単位)
【講義の概要】
食行動とは、ヒトが食べるという行動とその背後にある心的プロセスのことであり、これを理解するためには「食」と「心」の両面からのアプローチが必要となります。食品開発を行うためには食品科学や栄養学の知識に基づき、食行動の原理の理解が必要です。本講義では「食」と「脳」の関係について解説を行います。「ヒトはなぜ食べるか」をテーマとし、食欲など身近な話題から、食行動科学の基礎、大脳機能の改善などの応用的な話題を取り上げ、脳科学的視点からみた食行動を学びます。
この他に、食品生命学科では、食品生命学入門や食品生物化学・工学実験もオムニバスで担当します。食品開発学科では、食品栄養学実験をはじめ、食品開発概論やキャリアデザインI、IIなどの授業もオムニバスで担当します。大学院の授業では、食品成分化学演習と食品成分化学特講をオムニバスで担当します。
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