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香りの科学 第4回目


今回は、授業内容とはあまり関係のない匂いを嗅ぎました。

大型連休明けで少し休みボケをしている方も多かったと思うので、授業とはあまり関係ない匂いを嗅ぐというブレイクタイムがあってもいいかなぁ〜と思いました。結構盛り上がったと思うのですがどうでしょうか・・・。

ウッディな調香に使う香料を4種類ほど嗅いでみましたよ。すべて合成香料です。

1,イソEスーパー(IFFの商品名)(7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,-オクタヒドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン)・・・長い名前の化合物ですね。化学構造式を示しますが、わたし好みのかっこいい構造式です。

香調は、かなり典型的なウッディの匂い。ドライアンバーな。おがくずや木目を想像するような匂い。ガサガサした匂い。イソEスーパーは、天然には存在しない匂い成分です。化学合成技術のお陰でこのような香料が手に入ると思うと、ありがたいですね!


2,イソブチルキノリン(6-secondly-butylquinoline)・・・ややタバック調(タバコっぽい)のウッディ。少し重みと湿り気のある匂い。土っぽい匂い。

この匂い成分、6-secondly butyl体(図の構造式)と8-secondly butyl体とでは香調がやや違うようです。わたしの持っている香料は混合物なので、それぞれの香調を嗅ぎ分けることが出来ませんが、6-sec. butyl体は強烈なモス(苔)の匂い、earthyな匂いを持ち、8-sec. butyl体はタバコ様の香気を持つようです。


3,サンデラ(ジボダンの商品名)(isobornyl cyclohexanol)・・・典型的なサンダルウッド調の匂い。柔らかく、甘さのある匂い。やや粉っぽい感じ。薄いピンクグレーの様な印象。

典型的なサンダルウッドの匂いがするこの匂い成分ですが、サンダルウッド(白檀)の精油には存在しないのです。


4,イオノン・・・今回はα−イオノンを嗅ぎました。フローラル、甘い、柔らかい、スミレっぽい匂い。柔らかいウッディな香調にしたい時に、インパクトのある強いウッディ香の香料とともに少し加えると優しいウッディな香りになります。典型的なウッディな匂いではないけれど、使ったりします。β−イオノンもあって、わたしの印象ですが、こちらは少しウッディ寄りの匂いかもしれません。どちらも柔らかく甘いフローラルな匂いがするので、少し使うことで柔らかいウッディな印象を与えたりします。

環状のテルペノイドですね。イオノンはαとβとγの3つの異性体があって、αとβは天然に存在しますがγは合成でしか手に入りません。



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