先日、東京都恩賜上野動物園(通称、上野動物園)のパンダの赤ちゃんの名前が決まりましたね!
「香香(シャンシャン)」ですって!
誰にも言いませんでしたが、私は密かに嬉しくて嬉しくて、仕方ありませんでした。
日本の名前でも(女性の名前に多いですが)「香」という漢字を使うことが多いです。odorやaromaという意味を込めて名前をつけているかはわかりませんが、香りのことばかり考えている私にとって、「香」という漢字が姓名に入っているのは本当に羨ましいこと。
それが可愛らしいパンダの赤ちゃんの名前にもなったなんて!しかも、2回続けて使われているなんて!
密かに嬉しいのです。12月に一般公開のようですから、落ち着いたら行ってみようと思います。
ところで、私の教え子ドクターさん(現在は大手の香料会社で研究者をしています)は中国の方なので、「香香」の意味について聞いてみました。
「香香」とは、中国ではお母さんが子どもに対して使う言葉だそうです。子ども特有のいい香りがするとき(赤ちゃんは特にいい香りしますよね)、子どもがご飯を美味しそうに食べているとき、子どもがぐっすり眠っているとき、そんなときに使う言葉のようです。例えば、「赤ちゃんがぐっすり眠ってるわね〜」を中国語で言うと、「宝宝睡香香」なんだそうです。
なんて穏やかで微笑ましい言葉なんでしょう!
必ずしも、odorやaromaの意味ではないかもしれませんが、とても素敵な漢字です。