top of page
執筆者の写真ohata motoko

香りの科学 第9回目&第10回目


第9回目の記事を書き忘れてしまったので、10回目と一緒に載せます。

第9回目は、スパイスからいくつか香料を嗅ぎました。

・オイゲノール(合成香料)・・・クローブの特徴香ですね。まさにクローブ様の匂い。刺激的でスパイシー。木の皮をベリっと剥いだときのような匂い。(バラの匂いの調香やカーネーションの匂いの調香にも欠かせない香料です!)

・シナモン(天然香料)・・・やや甘くスパイシー。シナモン様の匂い。

・カルダモン(天然香料)・・・シトラス様でスパイシー。爽やかな感じ。

・ナツメグ(天然香料)・・・重く刺激的でスパイシー。土っぽい印象も。


そして第10回目は様々なグリーンノートの香料を嗅ぎ分けてみましたね。

・Cis-3-ヘキセノール・・・青葉アルコールとも呼ばれていますね。これまでの授業でも度々登場しています。植物や草、ちぎった葉っぱを連想させるような強いグリーンノート。爽やかだけどかなり強烈。ちなみに、trans体もグリーンノートですが、かなりフルーティな匂いが強くなります。異性体で香調が違います。

・Cis-3-ヘキセニルアセテート・・・かなりしっかりとした青りんご様の匂いを持つ、グリーンノートです。フルーティなグリーンといったところでしょうか?同じグリーンノートでも印象がかなり違いましたね。この香料はcis-3-ヘキセノールとよく一緒に使います。

・リガストラル(Questの商品名)・・・正式名称は2,4-ジメチル-3-シクロヘキセニルカルボキシアルデヒドです。長い名前ですね。これもとても強いグリーンノートです。が、cis-3-ヘキセノールと違ってシトラス系の匂いも同時にします。

・フェニルアセトアルデヒド・・・かなりフローラルの匂いの強いグリーンノートです。爽やかで優しい甘さのフローラル、バラを連想させるような匂いがしますね。ただししっかりとグリーンも感じられます。


閲覧数:91回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page