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執筆者の写真ohata motoko

香りの科学第7回目 嗅いだ香料


前回からまるまる3週間あきましたが、久しぶりに今日香りの科学がありました。

今日は豆、野菜、ハーブ、スパイスの香りについて学びましたね。

え?豆?とびっくりするかもしれませんが、授業で扱ったのは、「バニラビーンズ」と「コーヒー豆」と「カカオ豆」です。

①カカオの天然香料・・・カカオマスから抽出した貴重な天然香料を買いでもらいました。深みのある甘さ、ロースト臭、香ばしさ、チョコレート様、お菓子っぽい、ブランデーっぽい、そんな感じでしょうか。多くの学生さんが好きな香りだったと思います。

②シス-3-ヘキセノール・・・フレッシュなグリーン様、青々とした、野菜売り場の様な、フレッシュなフルーツっぽい、キウイっぽい、みずみずしい、さわやかな、そんな香り。青葉アルコールという別名からも連想できるように、青葉をちぎったときにフワっと感じるまさにその印象です。

③ゲラニルアセテート・・・ビターな印象のフローラル、少し土っぽい感じもある、爽やかな。

④ペパーミントの天然香料・・・ミント様、スーッとする、冷たい感じ、爽やかな、ハーブっぽい。

授業が終わってラボに戻る帰り道、他のラボの学生さんに授業で残ったムエットを嗅いでもらいました。完全に遊びです。

シス-3-ヘキセノールを嗅いだ学生が、あ!バナナの皮の匂いだ!と一言。

そう思って嗅ぐと、バナナの皮をビリっとむいたときの匂いにしか感じられなくなってしまいました。なんとも表現豊かな学生さんだな、と関心しました。

今日の授業ではこの他に、香りを嗅いだだけでスパイスの種類を当てよう!というクイズもしました。世界四大スパイスと言われるコショウ、クローブ、ナツメグ、シナモンを香りだけで当てましたよ。久々の授業だったので、体験要素を多くしてみました。

来週は何を嗅いでもらおうかと考えるのもたのしいです。


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