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執筆者の写真ohata motoko

オープンキャンパス「体験実験」レポ


8月5、6日の2日間開催されたオープンキャンパスでは、食品生命学科では私が体験実験を担当しました。

教授の山形先生が「アントシアニンの性質と生活習慣病予防」というタイトルで模擬講義をしたので、それに関連した内容で体験実験をしました。実習助手の先生がたくさん写真を撮ってくださったので、その写真とともに振り返ります。

実験のタイトルは「紫キャベツの色素アントシアニンの性質を調べよう!」というものです。

今回の実験は色素としての性質を調べるものですが、最初に少しだけアントシアニンの健康に対する効果もレクチャーしました。たくさんの生徒さん、ご家族の皆さんが参加してくれました。


簡単なレクチャーの後は、普通はしないと思うのですが、紫キャベツを使って焼きそばを作ってみましたよ。するとどうでしょう。


左が調理する前の焼きそば麺で、右が紫キャベツとともに炒めた焼きそば麺です。この青い色に注目です!どうしてこうなったかを実験しました。


紫キャベツから、アントシアニンを熱水抽出します。白い紙の上だと抽出した色がよく見えるね、と私が言っている写真だと思います。


抽出物を「分注」します。



分注したら、何も加えないものと、お酢を加えるものと、重曹を加えるものの3種類作ります!色の変化に皆さん驚いていました。pH試験紙を使って液性を調べます。


どうして焼きそばの麺が青くなったのかを、最後に解説しました。

最終的に私たちは調理したり加工したりした食品を食べるわけですから、1種類の成分や、1つの食材だけに注目するのではなく、調理・加工に関わるたくさんの成分や食材の特徴・性質を広く理解しておくことが必要ですね。食品生命学科では、そのような食に関わる幅広いことを深く学ぶ学科だということを知ってもらえたと思います。

もちろん、最後はこの「大畑素子の香りラボ」のアピールもしました。


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