今日は、ラボゼミの後、前期の大掃除が行われました。
その後ほっと一息しているラボの学生さんと、昨日のカロンという香料を嗅いでみることに。
カロンの他に、ジヒドロミルセノールという香料も嗅いでみました。
カロンは、さわやかなマリン系の香り。残念ながら、しょっぱい牡蠣という感想は得られませんでしたが、オゾンマリン系に使われる単品の香料を嗅ぐ貴重な体験をしてもらいました。
そして、ジヒドロミルセノール。こちらは、最初スーッとした冷たい印象があって、徐々にハーバルになります。力強い香りなので、ほんの少しでも強く感じます。私は調香するとき、シャープな感じを出したい時やクールな感じを出したいときに、ちょっと入れたりしました。だんだんべたつくオイリーな感じになっていきます。
この2種類の香料をムエットという賦香紙につけて嗅いだわけですが、一緒に嗅ぐとやはり海の香りがします。
目をつぶるとそこは海!(だったらいいのですが・・・)
後期の「香りの科学」という授業ではこんな感じに、学生の皆さんに香りを実際に嗅いでもらえる機会があればいいな、と考えています。