5月30日午後に、テックデザイン社主催の「メイラード反応の機構・制御・利用」という技術講習会が開催されました。
北里大学教授の有原圭三先生と講演しました。有原先生のホームページからもそのとき様子がご覧になれます。
(残念ながら私は当日の写真を撮ることができませんでした。)
5つのセッションで構成されており、
第1部 メイラード反応概論(有原先生担当)
第2部 メイラード反応と嗜好性(大畑担当)
第3部 メイラード反応と保健的機能性①(有原先生担当)
第4部 メイラード反応と保健的機能性②(大畑担当)
第5部 製品開発とメイラード反応(有原先生担当)
と盛りだくさんでした。
このような食品メイラード反応に関しての技術講習会で何度か講演をしておりますが、毎回受講者の多さに驚かされます。その理由として、食品メイラード反応を学びたいけれど、簡単に分かりやすく解説された書籍がほとんど無いことや、論証のあるインターネット情報となると学術的な論文や記述がほとんどで、パッと理解するのに難しいことなどが挙げられるでしょう。そうなると、半日でいろいろ学べてさらには演者とのつながりも作ることのできるこのような技術講習会は非常に効果的で、たくさんの受講生が勉強に来られるというわけです。
「メイラード反応と保健的機能性②(大畑担当)」では、メイラード反応で生成する香りの生理作用について、最新の研究データを惜しみなくお話ししました。講演の後は名刺交換や個別の質疑にお答えしました。